日本一周旅行後編⑩
9/1
本日は行程終了が遅かったので、日付変わるまでにリザルト撮り忘れてしまいました。
昨日の記事はいい感じにふざけられたのでオススメです。
芝生でぐっすり寝まして目覚ましにより起きました。公園は水道やトイレがあるので快適に野宿することができます。あんまり真似しないでください。
⑫山陰本線(仙崎~長門市~益田)
仙崎方面への一番列車に乗って行きます。仙崎方面は山陰本線の支線扱いですが、美祢線からの直通列車が多く運用されています。これはこの支線がもともと美祢線からの貨物を港に運ぶために建設された貨物線だったという経緯からです。とはいえこの支線は一駅だけの短いもので、乗換案内で検索するとバスが多くでてくるような場所でもあります。そんな区間を攻略するには一番列車で向かうと効率よく乗ることができます。
仙崎では駅舎の外観を撮ったりして折り返していきます。
一駅で長門市につきそこからは山陰本線の本線で益田方面に向かっていきます。
このような経路で乗ることで、山陰本線をスムーズに制覇しようという目論見です。指定ルートからは外れていて追加運賃は結構かかりますが、山陰の列車は本数が少ないのでその運賃に見合うという判断です。
長門市からはそこそこ近いところに萩という大きな街があります。萩は長州藩の本拠地になったところで有名な政治家など多く輩出している街ですが、交通の整備は遅く発展するのが遅れたみたいです。鉄道の父と呼ばれる井上勝もこの萩出身なのですが、山陰本線が市街地を大きく迂回するように作られてしまったため、鉄道は不便な状態になってしまっています。その理由は萩の街が日本有数のデルタ地帯を形成していることにあります。デルタ地帯とは川が下流で枝分かれし、扇状に流れたことにより三角形の陸地が生まれる状態なのですが、中心部に鉄道を通すとなると鉄橋を二つかける必要があります。一説によるとそれを避けるために川が枝分かれする前まで迂回して線路を敷いたとされています。現在では人口の流出が激しく、行く末が心配ではあります。
萩も観光したい場所の一つだったのですが、天気も悪いし時間もないので車で来た時にしようと思います。
長門市からは二時間くらいかけて益田を目指すのですが、天気がイマイチなせいで景色がいい区間もなかなか微妙に見えてしまいます。しかしオレンジの113系は颯爽と走って行き、定刻で終着の益田に到着しました。
益田ではようやく朝飯にありつきました。山陰で有名な饅頭も買いました。
時間があったのでゆるキャラとスリーショットです。ちょるるとしまねっこの夢の共演です。
益田からは石見交通の路線バス清流ライン高津川号で一気に広島を目指します。
このバスは切符を事前購入することができたので、バスセンターで購入したのですが、現金のみ決済だったことが少し響きました。
益田は萩石見空港と呼ばれる空港へのアクセス駅となっているみたいで、空港の利用者に向けた施設など多くありました。
バスは40ものバス停を三時間以上かけて進みます。鉄道で迂回した方が早いんじゃないかと思いますが、鉄道では遠回りになるので大差ないといった感じです。ならば安いバスを選択します。
途中のパーキングエリア休憩の風景です。どんより雲が目立ちます。
広島では観光代わりに豪華な昼食といきます。
いつもの駅前広場です。
中でも有名な電光石火という店です。目の前の鉄板で焼いてくれます。感染症の影響か時間帯もあってなのかお客さんが少なくて心配になりました。いつもこの店だけ大繁盛なのに。
きれいなお好み焼きが完成しました。なかにはそばや麺類が入っていて、これが広島のお好み焼きの特徴です。文字通り電光石火で食べ終わりました。安定の美味しさだったのはもちろんなのですが、なんだかおなかいっぱいまで食事したのは久しぶりな気がしました。
食事を済ませると広島の市電で広島港を目指していきます。
広島駅前の電停です。ここに停まっている電車に飛び乗り宇品港を目指します。
電車は道路上の軌道を30分ほど走ると終着の広島港につきます。旅行者からすると路面電車は本当に便利です。もっと様々な都市に整備してほしいとことです。
広島港の電停はいかにもターミナルといった感じで様々な電車が停まっていました。
特に目を引いたのは一番端の番線に停まっていた電車です。このロゴは京都の地下鉄で見たロゴです。調べるまでもなくこの列車は京都市電から来た車両だということがわかります。奥の車両にはかも川というヘッドマークがつけられているのがわかります。手前の車両は西陣というプレートが付いていました。
宇品港からは待ちに待ったフェリーで四国を目指します。今回の最長片道切符のルートには四国は含まれていないのでどう4県を回るか迷いましたが、音戸の瀬戸という箇所を観光したかったのでこのルートに決定しました。
瀬戸内海汽船の船に乗り込み出航です。
徐々に広島の街を離れていきます。山に囲まれた地形がよくわかります。
船はまず最初の寄港地である呉を目指し、陸沿いを航行します。しばらくすると何やら別の船が見えてきました。
なんかいかつい船です。さらっと書いたかもしれませんが、呉は日本有数の軍港でもあった場所で現在でも海自の基地がおかれるなど拠点になっているところです。
呉に近づくにつれどんどん増えてきます。
挙句の果てにはこんな感じで船がたくさんとまっているところもありました。呉の軍港の観光用にオンシーズンには船を多く運行しているらしく、それをこの船から見れるのはなんだかお得感があります。呉には大和ミュージアムと呼ばれる海事資料館もあるので、是非行ってみるといいと思います。いかつい船をたくさん見ることができ非常にテンションがあがりました。本当にいい体験です。
船は呉を出てしばらくすると音戸の瀬戸と呼ばれる地域を通ります。ここは本州と倉橋島の間にあるとされている海峡です。瀬戸内銀座ともいわれる瀬戸内海有数の航路で、平清盛が開削したという伝説もあったり観光地として知られています。
これがその海峡です。本当に狭い。そしてすぐ先に陸地が見えると思うのですが、これを迂回するために方向転換しなければならず、航行の難所としても知られています。
橋の両端には高さを稼ぐためのループなどもあって、それも名所となっています。
音戸を通過すると一通り観光はすんだという感じなので客室に戻り、ゆったりします。
すいていたからいいでしょうという問題ではありません。マナーの悪い客です。空間の価値を下げるようなことはやめましょう。
日が沈んできました。なかなかエモい。
二時間半ほどの海を進むと松山観光港に到着です。
第38県目:愛媛県
松山では都市部のそばではなく、高浜と呼ばれる伊予鉄のターミナルのそばに港があります。いち早く松山に行きたいため小走りで駅に向かいましたが、結局無料の連絡バスと同じ列車になりました。バスあるんかい
松山からは伊予電に乗り換え道後温泉を目指しました。
オレンジのカッコイイ車体です。暗くなると赤みが強めに感じられてカッコイイです。
道後温泉本館です。この日は改修かコロナか忘れましたがやってませんでした。よく考えれば本館は中で狭いので密の権化です。
椿の湯という新しめの施設で人数制限がありながらも入浴することができました。結構入場待ちがありましたが、ギリギリセーフです。
夜の道後です。以前は遅くまでショッピングできる場所など多く空いていたのですが、全て閉まっていました。ここは徹底した対策といった感じ。
再び路面電で松山まで戻ります。
松山ではJRの窓口で3日間のフリー切符を調達し列車に乗り込みます。
⑬予讃線(松山~高松)
今回は特急いしづち号に乗り高松を目指します。
この列車は松山を9時40分ごろに出発するのですが、高松到着が0時を回るというさながら夜行列車のような運転です。これでも所要時間は2時間30分ほどと在来線をかなりの高速で駆け抜けていきます。四国島内の特急は可能な範囲ではほぼ最高速まで高速化されていて、これより上を目指すなら新幹線しかないと言われています。島内全体で現状でも運行が厳しいくらいの赤字なのに新幹線を作るのはどうかと度々言われますが、だからこそ新幹線による収益アップが必要なのではないかとも言われます。高松や松山といった都市は山陰新幹線と比べ市場規模も大きいし、JRと自治体の双方から新幹線の整備の要望があがるような場所です。次の整備新幹線が制定されるとしたら、第一候補なんじゃないでしょうか。まずは現状の整備新幹線の早期開業が先決ですが、行く末が気になるような場所であります。
車内ではみかん尽くしで愛媛を味わいました。東京でも帰るはないかと言われそうですが、松山のコンビニにはこの二つの商品が大展開されていて一面オレンジ色でした。これも愛媛ならではの光景じゃないかと思います。短い滞在でしたがなんとか愛媛を感じようとした結果です。あとカメラがバグってテンパりました。
調べものをしながらうとうとしていると高松に到着しました。
第39県目:香川県
高松から琴電で一駅のところにある快活にとまるのですが、終電が終わっていたので歩いて向かいました。高松の市街はJRのそばではなく、一駅先の瓦町周辺が一番栄えている地域と言われています。
20分ほど歩くと到着です。風呂もはいっていたし明日も早いのでそうそうに寝ることにしました。
本日はここまでです。文字数は少ないですが、写真が多かったので内容も多いまま見やすい回だったんじゃないかと思います。明日は四国を攻略していきますのでご期待ください。