鉄道巡検・旅行録

鉄道巡検録と鉄道旅行録を掲載します。

日本一周旅行前編⑥

 

7/27

本日は青森で有名な橋の近辺からスタートです。

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ここから青森駅まで歩いたのですが、青森駅は最近リニューアルがあったみたいで様変わりしていました。行くのが早すぎたみたいで改札がまだ空いてませんでしたがしばらく駅を見物していると空きました。

昨日買ってあった追加の切符を通し入場します。

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青森駅には狂気のリンゴ自動販売機があることで有名で、私もそこで王林のリンゴジュースを買いました。

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これが普通のリンゴジュースより甘くておいしかったですね。味の分布が書いてあって買うときにしっかり選べたのも高評価でした。

ここからまた奥羽本線で一駅進みます。

 

東北新幹線(新青森~盛岡)

ここからは東北新幹線に乗り盛岡まで進みます。当初の予定では青森を一回素通りし前日のうちに盛岡入りし、午前中岩手県内を観光する予定でしたがそれは叶わなくなりました。しかし図らずも青森を少し楽しむことができたので良かったです。

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昨日の東北新幹線はH5系という車両でJR北海道の車両でしたが、本日はE5系なのでJR東日本の車両となります。

はやぶさで盛岡までひとっとびです。

途中八戸に停まります。八戸は青森県内でも重要な都市とされていてここに停まるという理由もあり大きくカーブするような線形になっています。

八戸を出ると経営分離された旧東北新幹線と並走しながら進むと盛岡に到着しました。ここから前日の遅れを取り返すべく動きます。

 

第4県目:岩手県

まずは盛岡駅前のマリオスという施設に行きます。ここは様々オフィスが入っていて結構高いビルなのですが、最上階にほど近いところに街を展望できるようなところがあります。そこから新幹線を撮ろうという目論見です。

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E5系です。やはり現在の東北新幹線の要になっているのはE5系ですのでよく撮れていいですね。

一時期は東北新幹線の終点が盛岡だったこともあるくらいで要衝としての雰囲気が強く感じられます。実際に秋田新幹線の分岐駅にもなっていて、ここでE5系E6系の連解結を見ることができます。

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ガラス越しなことに目を瞑ればなかなかいい撮影地でテンション上がりましたね。

今後は展望施設での撮影もいいな~と思いながら再び盛岡駅に戻りました。盛岡では次に乗る列車まで時間があったので駅そばを食べました。

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わんこそばが有名ですが、ここでは普通のそばやだったのでうどんを食べました。

時間にだいぶ余裕はありましたが、一足先にホームまで行きました。

 

⑯山田線(盛岡~宮古)

ここからはJRの山田線に乗ります。快速リアス号の宮古行です。

前もこの三陸鉄道についた長々と話した気がしますし、何回も訪れている地ではあります。ではなぜ今回も行くことになったかというと、被災地の復興によって新しい駅ができたり元の駅が移動したりとなんやかんや駅に関しての更新が多いところということがあります。これによって駅メモでの目標を達成するにあたり訪れる必要性がありました。今後もちょくちょく行くことになるかもしれません。

最初に来た時と随分かわったな~と外の景色を眺めているとすぐさま山岳区間に入ります。くねくねとトンネルを繰り返す車窓を見ながら、私も訪問するたびにどんどん変わっていっているなと物思いに耽っていると間もなく国道106号と並走し始めます。

この国道が山田線にとっては厳しい存在となっています。というのもこの並走は終点の宮古までぴったり横づけされるかのように行われていて、そこを走る急行路線バスに所要時間と料金共に負けるような事態になってしまっています。

鉄道も快速を設けるなど負けじと対抗していますが、時刻表を見ればその本数により勝敗を決することができてしまいます。

そんなこんなで山間を進んでいくと行きなり平地が現れ宮古に到着です。

前から言っているように本来山田線はここから釜石方面に伸びていたのですが、震災復興に資金的観点から三陸鉄道に移管されました。それまで三陸鉄道の路線は北リアス線南リアス線と間に山田線を挟み分割されていたのですが、これを機に南北統一されたこという面もあります。今回の訪問ではもう随分三陸鉄道として馴染んでおり山田線の跡形すらありませんでした。宮古から少し歩い撮影地に向かいます。

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閉伊川沿いの線路わきにて列車を待っていると面白い光景が見れました。

復興の象徴である青い橋に白鷺のような鳥がたくさん止まっていました。

その鳥たちのために列車は減速しながら走っていきました。

写真では蹴散らしているように見えなくもないですが実際は配慮されていたように見えます。

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このポイントでは結構このような景色が見られるらしく行ってみると面白いかもしれません。

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逆光ですが対向列車も撮ってみました。こちらは三両つながれています。

撮り終わったら急いで宮古駅に戻ります。

ここからは先ほどちょっと話にも出た急行バス盛岡まで戻っていきます。

本来ならば釜石まで出て遠野や龍泉洞を見ていく予定でしたが今回はお預けです。

バスはどうやら予約も行っていたらしく優先乗車の制度になっていたみたいですが、この時は乗客がそもそも少なく普通に乗れました。

車窓はほとんど鉄道とかわらない感じでした。盛岡近辺で少し鉄道からはずれ幹線道路を走りましたが、一瞬BRTとも勘違いしてしまいそうな立派な国道でした。

ほどなくすると盛岡駅に着きました。

乗り換え時間は15分ほどでしたが遅延など心配していました。しかしきちんと定刻でちたので一安心です。

最長片道切符で改札を通りいわて銀河鉄道に乗っていきます。

 

花輪線(好摩~大館)

乗り込んだ路線はいわて銀河鉄道通った改札も銀河鉄道のものですが、車両はJR製のもので行き先もJR線の行き先です。

かの昔東北新幹線ができる前、いわて銀河鉄道JR東北本線でした。そして花輪線は盛岡からは東北本線を経由し途中の好摩で分岐していき大館や十和田を目指していく路線でした。しかしその東北本線が三セクに移管されてしまったために、花輪線列車は銀河鉄道を通らなければ盛岡に行けなくなってしまいました。しかし花輪線列車を好摩止まりにするわけにいかないので、移管後も尚盛岡まで他社線に乗り入れという形をとっています。私の最長片道切符は正確にはこの区間通過連絡運輸という形をとる最長片道連絡切符なのでここを通過することができますが、18切符で通過する場合は別途運賃が必要になります。

その区間は乗ってみると結構長くてガッツリ乗り入れてるなという感じでした。

好摩からはいよいよ幹線から離れていきます。

この路線は分岐点から間もなくしても山間部に入らず少し平野が続くことが印象的です。早朝に乗るとこの辺は霧が出ることがあり、私が前回乗った時も霧でした。

今回は曇ってはいるものの景色はしっかり見えるのでこの先も期待できます。

平地から少し進み山に差し掛かったなと思ったところで安比高原に到着です。

ここはゴルフ場やスキー場などあるところでリゾート地っぽい雰囲気でした。

ここからはスキー場や町がところどころにある高原のようなところを延々と進みます。

秋田県に入り八幡平駅を過ぎると大きな平地に出て鹿角市へと入っていきます。

しばらく走ると花輪線の由来にもなっている鹿角花輪に到着です。

ここは近くに炭鉱見学ができる鉱山などあるところで機会があれば一度降りてみたいです。

鹿角花出ると間もなく十和田南に到着です。花輪線はここでスイッチバックが必要な線形となっています。これはその昔これより先に線路を敷く計画で建設していたのですが、急遽計画を変更し大館方面に進むこととなったためスイッチバックという形になりました。なにもない平野にあるスイッチバックは調べるとみると必ず面白い事情を知ることができます。そしてここは十和田湖の最寄り駅であり、アクセスのための路線バスなど出ています。青森観光として行くことも考えたのですが、時間の都合上スルーとなりました。

ここからは米代川沿いに走り数駅の停車を挟んで大館に向かっていきます。

岩手は数回訪れていたとはいえあんまり観光できずショックだったので、ここで秋田名物をガッツリ食べることで消化していこうかなということで東大館で降りることにしました。

 

第5県目:秋田県

東大館駅から歩いてすぐのところにある元祖むらさきというきりたんぽ鍋がある店に訪問しました。

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このお店はブラタモリで紹介されたこともあるらしくネットの口コミで評判のいいお店です。実際行ってみるとおかみさんがいい人でドリンクのサービスなど様々親切にしていただきました。

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そしてきりたんぽです。このお店は大きいきりたんぽを使うことで有名らしくその紹介もしていただきました。肝心の味ですがかなりおいしかったです。ちゃんと満遍なく味が染みていて郷土料理の中ではトップクラスのおいしさではないでしょうか。

ボリューム万点でしたが空腹補正もあってか鍋の中は一瞬で空になってしまいました。

 

この後は再び花輪線に乗って一駅進み大館駅で下車しました。

大館からは割かし近い距離に快活クラブがあるのでとても快適に過ごすことができました。

岩手県パートが軽めになってしまったのが残念ですが今日一日で見れば結構満足かなといった感じでした。

明日は再び北に向けて動いていきます。