鉄道巡検・旅行録

鉄道巡検録と鉄道旅行録を掲載します。

日本一周旅行前編⑦

ここのとろこコンデイションによって文章の内容まで大きく変わってきてしまってますが、年内にすべて書き上げなければならないという都合で多少無理がある状態でも書かざるを得なくなってしまっています。せっかく読んでもらっている方に申し訳ないですが、写真はよく撮れていると思うのであまり固くならずに読んでいただけると幸いです。途中で書くことをやめることは絶対にしないようにするのでよろしくお願いします。

 

 

7/28

本日は大館からのスタートです。一瞬秋田県に入っていましたが再び青森県を目指していきます。

 

奥羽本線(大館~弘前)

奥羽本線をちょっとかじる感じで数駅進んでいきます。

途中に弘南鉄道と並走する区間などありますが、基本は山間部でした。

とくにこれといったことはなく弘前に到着。

奥羽本線はまた後程紹介するので今回はあっさりにしときます。

どうでもいいけど「おううほんせん」って意外と打ちにくいですね。

 

奥羽本線五能線(弘前~川部~千畳敷)

弘前で少し列車見物をしたら乗り換えて再び奥羽本線を進んでいきます。

今回の列車は五能線に乗り入れていく列車で、川部からスイッチバックをして分岐していく形になっています。しかし五能線の列車はほぼこの形で弘前に乗り入れているのでイメージだと五能線の終点は弘前といった感じだと思います。

線形では青森方面に進むほうが楽だと思うのですが、それでもスイッチバック弘前に進んでいるのだから地域の関わり合いが見て取れます。

列車は学生を多く乗せてすすんでいましたが、途中の五所川原でほとんど降りていきました。ここからは完全にローカル線といった感じです。

言い忘れていましたが今回乗車しているのは快速列車なのですが、五所川原から数駅先の鯵ヶ沢までは各駅に停まっていきます。ローカル線になったとはいえそこそこ乗っているひとはいた印象があります。

鯵ヶ沢周辺は鉄道の撮影に向いている立地が多く、私も撮影したかったのですが暗くなる前にリゾートしらかみに乗るためにここでは断念しました。ヒラメの漬け丼で有名な店などもあり寄ってみたかったのですが、時間の兼ね合いで先を急ぐことにしました。

鯵ヶ沢を過ぎると急に駅を飛ばしだしますが、間もなくせず下車します。

千畳敷という駅で降りました。ここは前にこのブログで紹介したことがあると思いますが、畳を千畳しけるほど広い平な岩場が広がっているような場所です。実際に敷けるかどうかは微妙らしいですが景色がいい場所で観光列車のリゾートしらかみもここに十数分停車し見物する時間があります。今回はここからリゾートしらかみに乗る計画で、この停車時間の間に撮影地から列車まで移動する時間を稼ぐ算段です。撮る列車に乗るパターンの一発勝負は結構度胸が必要だと思います。綿密に計算して準備していてもヒヤヒヤするものです。

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まずは普通列車で一本だけ練習です。なんか新しい車両が来ました。車両のことはよくわからんですがどんな感じでシャッターを切ればいいのかこれでつかめました。数分待つといよいよ本番です。

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千畳敷と列車を交えて撮れるいいポイントでした。天気はイマイチでしたが波が際立っていい感じかなとも思います。

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一応縦でも撮っときました。人がまばらに映り込んでてにぎやかさを感じます。

撮りおわったらば高台の階段を駆け下り列車に飛び乗ります。

しかしそんなに急がなくてもよかったみたいで発車の5分以上前に列車にたどり着きました。まだ列車の外に結構人もいましたので胸をなでおろし席まで移動しました。

 

リゾートしらかみ(千畳敷東能代~秋田)

観光列車で秋田まで一気に抜けます。この列車眺めがいいだけでなく各駅停車と比べて圧倒的に早いんですよね。そんな事情でこれに乗らないわけにいかず二度目の乗車となりました。とはいえリゾートしらかみは観光列車の代名詞だと思っているので、今回の青森の観光はこの列車の乗ることしました。本当は十和田湖など行きたかったのですが、またもや日程とコロナの都合で諦めることになりました。

天気がイマイチということがありながらリゾートしらかみは綺麗な車窓を見せながらどんどん進んでいきました。雲っていても車窓が楽しめる列車はそうないだろうなとその景色に浸っていると深浦で何やら車内販売の積み込みが始まりました。まだまだ海沿いの綺麗な区間は続きますが、この辺で車内販売でも買って休憩しようかなと思いお菓子を購入しました。

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茶羊羹です。これがまた味わい深くておいしかったです。当分が体中にいきわたっていきました。車内販売のおねえさんと天気のことなど伺うと快く答えてくれまして、そのあとも少しおしゃべりをしていただきました。いろいろ大変なご時世だと思いますが、どうにか車内販売を続けられるといいなと思います。お天気情報からこの後の行程を決定しまして流れる車窓に目をやります。

時間はあっという間に過ぎていき、海沿いから陸に少し入ったところを走り始めました。しばらくぶりに市街のようなところに突入したと思ったら東能代に到着です。ここで車内販売の方たちは降りていきました。様々な景色を見せてくれた五能線もここで終わりになりまして、再びスイッチバックして奥羽本線を南側に進んでいきます。

干拓地として有名な八郎潟を右手に見ながら進んでいきます。

途中の追分で男鹿線が分岐していきまして、まもなくすると秋田です。

 

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秋田駅には秋田犬の模型がありました。わさおという有名な秋田犬がいたので聞いたことがある人も多いと思います。

この秋田駅の周辺で写真を撮ることにしたいたので、バスで向かいました。

 

何というバス停で降りたか忘れてしまいましたが、10分ほどしか駅から離れていないのにあたり一面田んぼという景色です。写真を撮る身としては素晴らしいロケーションですが、県最大都市がこのような感じでは少し思いやられる面もあります。

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まずは奥羽本線普通列車が来ました。この区間は在来線と新幹線の共用の線路があります。天気はかなり曇っていますが、雨が降らないだけマシといった感じでした。

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本命の新幹線が来ました。このショットは望遠で無理やり撮ったものですが、天気的にはこのアングルを本命にした方がよかったかなとも思います。

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そしてこれが本命のショットです。実はこの時カメラのバッテリーが限界を迎えており、ギリギリの闘いが行われていました。それは北海道で忘れたバッテリーパックの中に一眼の充電器も入れていたためです。ビデオカメラの方は買い足したのですが、こちらはそうもいかず秋田の地で力尽きました。よくここまでもってくれたとカメラに対し激励をしていると向こうから一台の軽トラックが走ってきました。

すると農道の真ん中でたたずんでいた私の前で停まり、乗って行くか?と言ってくれました。駅の方に行くとのことだったので、乗せてもらうことにしました。

車内ではいろいろな話を聞くとができました。大学まで行くと子供はみんな上京してしまうということや、最近はコロナによって生活が厳しくなることもあるみたいですが一応は楽しくやっているみたいです。現地の方と話せる機会はそう多くないのでとても貴重な機会でした。途中駅への分かれ道のところで俺は真っすぐいくのでここまでとのことで降ろしていただきました。わざわざ駅まで行ってもらうと気を使ってしまうので、これもなかなか好感度が高いと思います。駅までの道には大型店がたくさんあったので、浮いた時間で100均によって必要なものを買い足しました。

なかなかいい体験をすることができたと思います。

ここから再び列車に乗り南下していきます。

 

羽越本線(秋田~鶴岡)

羽越本線日本海縦貫線を形成する一大幹線でここ秋田から新潟までを結んでいます。新潟や秋田を結ぶいなほが走っていて新潟では上越新幹線に接続しています。後に紹介しますが、新潟駅の構造も乗換がしやすいよう工夫がなされています。かつてはトワイライトエクスプレスやあけぼの、日本海やつがるなどもここを経由して走っており、つがるは復活運転など最近行ったことで話題にもなりました。

この路線には有名な観光列車きらきらうえつという列車が走っていたのですが、老朽化によって近年廃止になり、代わりに海里と呼ばれる観光列車がスタートしました。この海里に使われているE300系がすごくかっこいいのでどこかで写真を絶対撮りたいなと意気込んでいました。結局は天気の関係で妥協案を採用することになりましたが、どこかでリベンジしたいと思っています。

そして羽越本線は貨物列車のルートにもなっていて、乗っていると多数の貨物列車とすれ違うことがあります。酒田から酒田港という貨物専用の駅に続く路線があるなど貨物列車の活発さを感じることができます。

まずは秋田から普通列車に乗ります。秋田を出ると列車は海側に向けて進んでいきます。しばらくすると海岸制沿いを走るのですが、山がすぐそこまで来てる地形なのでトンネルなど多い区間でもあります。

由利本荘市に入ったあたりで再び内陸に向けて走ります。橋やトンネルを駆使して迂回しながら平野部に向かっていきます。

町が見えたと思うと由利本荘に到着です。ここからは由利高原鉄道という路線が伸びています。この路線では秋田の綺麗な田園風景を見ることができ、すごく思い出のある路線です。普通列車にも時間帯により地元のガイドさんのような方がついていたり、列車の内装が凝っていたりと観光の際には是非乗っていただきたい路線です。今回は時間の都合もあり由利本荘で下車せずそのまま進んでいきます。

しばらく由利高原鉄道と並走したあと列車は再び海沿いに向けて進んでいきます。

この辺りは沿線にちょくちょく町が出てきまして仁賀保など海水浴ができる場所などもある活発な区間になります。

象潟を超えると再び海岸沿って走り始めます。

しばらくすると山形県に入り女鹿に到着します。漁港などもありますがまだ山間といった感じでもあります。

ここをすぎると進路を町の方へと変え内陸に進んでいきます。比較的大きな平野部だなと思っていると酒田に到着です。

 

第6県目:山形県

酒田は古くからある米穀倉庫があるなど観光でも有名なところです。当駅で秋田支社から新潟支社に管轄が変わるため特急いなほ以外のすべての列車がここで終点になります。乗り継ぎもそれほどよくないことが多いですが今回はそれほどでもなく、列車を乗り換えて南へ進んでいきます。

酒田で夜の町を観光などして本日を終了してもよかったのですが、快活クラブが遠いため先を進むことにしました。

この辺りは大きな平野で秋田第二の都市酒田と第三の都市鶴岡があったり山形内陸部へ向かう陸羽西線の始発である余目駅があるなど山形でもかなり重要になっている部分です。内陸の新庄や山形などの都市とは一風違った山形県を楽しむことができます。

普通列車は酒田を出ると大きくカーブするように進路を変え余目の町に向かって進んでいきます。余目で陸羽西線が分岐していくとしばらく真っすぐ進みますが、途中再び大きく進路を変えます。まるでコの字を書くような形で平野を進んでいくと鶴岡の市街に入りまもなく鶴岡に到着です。

ここから10分ほど歩き快活クラブにインしました。駅から近くて助かりました。写真や動画などの整理をして本日は明日に備えて早めの就寝となりました。この辺に来てようやく一段落という感じです。