神戸市北陸旅行 前半
第六回目となる大型旅行の紹介です。最長補完計画第二回です。
旅行地の選定と目標
最長補完計画に基づき北陸地方が旅行地に選定されました。駅メモでは石川県、富山県が取得の対象です。それだけでは物足りなかったので、愛知県と神戸市の攻略も目標として定めました。
1日目(2019年3月20日)
日付が変わる前に小田急で小田原まで出まして一日目のスタートとなります。
お待たせしました。いつものこいつです。もうお決まりとなりましたムーンライトながらです。これで大垣まで行きまして東海道本線に間髪入れず乗り換え米原まで行きます。
①東海道本線(高槻~姫路)
米原からは新快速で一気に姫路までぶっ飛ばします。もう新快速の速いこと。
姫路駅構内で有名な蕎麦屋で蕎麦を食べました。
姫路で播但線に乗り換え山陰を目指します。
この走ルンですに乗って寺前行きに乗りそこで始発の電車にのり和田山まで行きます。
寺前という駅名めちゃくちゃ安直じゃないすかね。
国鉄形式の車両も見ることができました。
和田山は結構面白いところでしたね。
その後は山陰本線にのって豊岡まで行きます。
豊岡で止まっているサンダーバードを撮ることができました。
その後京都丹後鉄道に乗り換え西へ進みます。
山をバックにぼちぼち良い映りだなと思います。
途中の天橋立駅で下車し天橋立を見に行きます。ビューランドのある山に登るためロープウェイに乗ります。上ると早速テレビで見るような景色がお出迎えです。
私も又覗きをやってみました。多くの人が又覗きをしていて傍から見ると奇妙な光景ですね。有料ですが写真を撮ってもらえるサービスがあったので撮ってもらいました。
ビューランドの中でも高い位置にあるレストランで帆立丼を食べました。
漬物もありまして結構おいしかったです。ロープウェイで下山し周辺の町を散策します。どこかのお土産屋さんで自転車を借りて実際に天橋立まで行きました。
天橋立は中を通れるようになっているので自転車で疾走しました。左右に海があるので結構不思議な感じでした。橋みたいだけどもそれにしては低すぎるし海が左右に分かれて道を作っているようにも見えてきます。
渡りきったところで記念写真を撮り折り返しました。
帰ってくる途中でさっきのビューランドが見えました。
自転車を返却してそのお土産屋さんで買い物するなどかなり時間を使って満喫できました。
その後は駅に戻り再び西に進みました。
西舞鶴ではJRに乗り換えます。
西舞鶴からは福知山行きの列車で直接福知山に行くことができました。
⑦福知山線(福知山~谷川)
加古川線に乗るために谷川で下車します。
加古川線に乗り通すことができました。暗かったからか写真がないのが残念です。
その後は新快速で一気に米原まで戻り、そのまま直通して琵琶湖沿いの街である長浜まで行きました。
恒例の自撮りですが結構ご機嫌な顔でした。
快活クラブまで30分ほど歩きこの日は終了です。かなり満喫できた一日だったんじゃないでしょうか。
2日目(2019年3月21日)
二日目の行程です。
早朝またもや長浜駅まで走りました。走ることが割と多い気がします。
⑩北陸本線(長浜~福井)
ガソリンを注入。
途中の北鯖江ではバスによって急いで駅メモのために西へ移動。途中のコンビニにタクシーを配車し折り返し急いでもどりました。それだけした甲斐があり廃線区間を取得することができました。予定通り後続列車の乗り込むことができました。
この区間は岐阜県の美濃太田から延びる越美南線と最終的に結ばれる予定で建設された区間です。岐阜県を縦断する鉄道として南北両方から建設を進めましたが、途中勾配や湖の関係で工事の難所に突き当たってしまい建設は一時中断されます。そうこうしているうちに国鉄は徐々に衰退していき結局建設は中止されました。北の区間は九頭竜湖線、南の区間は長良川鉄道として移管されて現在は営業されています。
九頭竜湖の駅舎です。
この先建設する予定だった区間です。険しそうな山が聳え立っています。
九頭竜湖から流れ出る九頭竜川など眺めながら福井まで折り返しました。
雨の中を疾走するサンダーバードです。怖くてこの辺でホームのより内側に避難しました。
⑫北陸本線(福井~金沢)
サンダーバードに乗ってもよかったのですが時間があったので普通電車で金沢まで行きます。
えちぜん鉄道が並走する区間では新幹線の高架線を間借りして走るという珍しい光景が見られたらしいですがこの頃は終わっていたと思います。次はえちぜん鉄道もしっかり見てみたいですね。
金沢駅では時間があったので魅力を感じているサンダーバードの写真を撮りました。
曇っていましたがギリギリフレームに収まってくれました。
次は観光目的で金沢を訪れたいと思います。
優雅に海なんかを眺めながら弁当を食べました。
選ばれたのは綾鷹でした。とふざけながらも列車は進んでいきました。
この後乗り継ぐつもりのバスが出るバス停は駅から離れていたのです。乗り継ぎ時間は12分しかないのにgooglemapで見たところ所要時間は25分でした。普段からgooglemapの所要時間は早歩きで丁度良いと感じていたのでこれを見た瞬間絶望しました。しかしやるしかありません。全力ダッシュでバス停に向かいました。実際体力次第では間に合うことも十分に考えられ試してみる価値はありました。
10分ほどはしり希望が見えてきたかと思った矢先、おそらく乗るはずだったバスが一本となりの通りを走っていくところが見えました。追いかけましたが時すでに遅し。手を振ったとしてもこちらの姿はもう見えなくなっていたでしょう。これにて旅程の崩壊が決定しました。全力疾走の疲労によりその場で壁に倒れこんでしまいました。それにより思考能力がかなり落ちていて、旅程の大きな崩壊を始めて経験したのでパニックになってしまい涙を流し、しばらく茫然としていました。
徐々に酸素が体にいきわたり始めたなと感じたとき、目の前に交番があることに気づきます。朦朧とする思考で交番に駆け込み目的地である氷見に向かうバスはないかと尋ねましたが、ないとの回答をいただきました。こんなことで御用をかけてしまい大変申し訳なかったですが、警察の方は二人駐在していたみたいだったので業務を大きくお邪魔することはなかったんじゃないかと思います。もっと楽観的にとらえればよかったのですが何せまだ未熟だったもので、タクシーに頼ることになりました。和倉温泉から氷見はタクシーで行くにはかなり長い距離であり予算がほとんど飛ぶことを覚悟しなければなりませんでした。
タクシーに乗った際、元の旅程に復帰できるか吟味を行いました。タクシーが来まして運転手の方に聞いたところ、超ギリギリでもしかしたらダメかもしれないとのご回答をいただきました。正常に判断を下すことがまだ困難だったなかで押すべきだと判断しまして、氷見までお頼みしました。その運転手の方は本当に良い方で車内で不安そうな私を見て石川や富山の話をしてくれたり、見える景色の案内をしてくれたり、再び涙を流しそうになるくらい親切にしていただきました。
写真はないのですが夕日でオレンジに染まった空と富山湾の景色はとても綺麗で、状況も相まってこの世に神はいたと思わざるを得ませんでした。そして氷見につく直前で想定された運賃とメーターが全然違うことに気づきます。尋ねたところ見るに見かねた運転手さんが負けてくれるということでメーターを切っていたみたいです。それを聞いて再び涙を流しました。
そして無事に氷見駅に間に合いそうだという頃、運転手さんはトイレに行きたいと言い出しました。本当にトイレに行きたいわけではなく、振り返らず駅に一直線に走れというメッセージだと受け取りました。車内で感謝の意を精いっぱい伝えると、車を降りた瞬間からは次の目的地に向かって前を向き走り出しました。
⑭氷見線(氷見~高岡)
今思えば楽観的にそこで一泊するぐらいの気持ちで旅行すればよかったなとは思いますが、これも一生忘れないくらいの旅行の思い出の一つになったかなとも思います。
余韻の興奮がだんだん収まりつつある頃、車内でもう沈みつつある夕日を撮りました。
旅程に復帰できたのでここからは予定通りJRに乗り続けます。
ポップのラッピングをされていました。城端ではすぐに折り返し高岡に戻ります。
城端の駅舎です。
⑯あいの風とやま鉄道
泊で乗り換え富山まで乗りました。意外と旅程に余裕があったんだなと気づき、気が動転していたことが先ほどの事件を引き起こした原因として大きかったのだなと考えました。
富山から一周するように電鉄富山まで行きました。このころは南北路面電車は分断されていて工事中でした。
ここで明日使う富山地方鉄道の切符を買っておきました。
この路面電車にもう一度撮りに訪れたいですね。
暗い街並みを行くとすぐ南富山です。路面電車に乗ったことは今回が初であったと思います。
南富山からは無料休憩室があるスーパー銭湯へと歩きました。
そこの食堂がまだ空いていたので夜ご飯を食べることができました。
タクシーの運転手さんが話していた刺身を注文しました。多少奮発しましたが、東京で同じものを食べるにはもっとお金がかかるだろうなと思いよい使い方だったなと思います。
ゆっくり風呂に入って休みました。
すでに長くなっているので続きは後編にしたいと思います。