鉄道巡検・旅行録

鉄道巡検録と鉄道旅行録を掲載します。

日本一周旅行後編⑥

 

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本日の移動マップです。

体の凝りで目覚めました。下がコンクリだったので少しからだが痛かったですが、テントを張らせていただいている立場なので文句は言えません。

 

まだ日が昇る前の暗いうちに移動を開始したかったのですが、砂丘の入り口がわからなかったので徐々に明るくなってから移動開始です。

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うっすら赤みがかり始めた空です。丘の上にはコスプレをして撮影している人などいました。その周辺で夜が明けるのを待ちます。

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徐々に日が昇ってきて砂丘がオレンジに染まり始めます。これは綺麗。

時間がたつにつれどんどん砂が色づいていき、すごいう雰囲気になってきました。

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思わず自撮りしました。感慨深いような顔をしています。

せっかくなので奥の方にどんどん歩いて行くとそこは絶景でした。

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なんじゃこりゃ。

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すごすぎる。この波々は風紋と言い、風によって波つような模様ができた砂です。朝一の人が立ち入っていない場所のみ見られる現象です。

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まるで中東の砂漠にでも来たかのように思えてきました。

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先ほどいた丘が人がいるところです。あれほど人がいるのにこっちには人は一人もいません。砂丘がいかにでかいかわかります。

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奥までくるとあたり一面風紋です。砂が本当に黄金に輝いている様に見えます。

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ガチですごい。言葉を失います。

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この砂道を延々と歩き、来たところとは別の出口から出ました。

正直日本で一番と言っていいほど美しい景色でした。風が強く雨が降っていない日の早朝しか見られない景色で、条件とは言えませんが、これを別の場所で見るためには本当に過酷な中東の砂漠とかに行かなければ見れないんじゃないかと思います。これほどに景色で感動したのは本当に久しぶりでした。

ここからは近くのバス停まで歩きます。区画を出る前に体や靴に着いた砂と靴の中の砂を必ず払って出ましょう。ここの砂を持ち帰ると法律違反になります。

昨日は真っ暗で見えませんでしたが、駅からくる方に道がありました。砂丘までのバスはこの時間はないので、地元の方が使う路線バスのバス停まで歩きます。

 

しばらく歩くと歩道がバスの停車用にくぼんでいるようなところがあります。googlemapを見るとこれがバス停みたいです。看板もなにもないただのくぼみがバス停なのか?と思い一応この先のコンビニによって歩けるところまで歩きます。

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一応山陰の名産らしい白薔薇牛乳を使ったコーヒーを買いました。

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その次のバス停には看板があったので、ここでバスを待ちました。

バスはすぐに鳥取駅に到着しました。早朝にも観光バスの需要も多少はあるのではないかと思いつつ、人が少ない時間帯だからこそなせる絶景なのかなとも思います。次来るときはレンタカーですね。

 

駅前の駅弁屋で弁当を購入し、列車に乗って行きます。

 

因美線(鳥取東津山)

朝からすごい体験をしましたが、時刻はまだ8時と今日は始まったばかりです。ここからは中国山地の中へと突入していきます。まずは鳥取から津山を結んでいる因美線です。列車は鳥取を出た時点で既にがらがらです。数駅待ってみても混まなかったので、弁当を食べます。

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かにめし弁当です。これが結構美味しかったです。砂丘に続けてこれも鳥取でよい経験となりました。

今回は切符の指定ルート上因美線で津山を目指すのですが、因美線を通る特急列車は全ての列車が智頭で智頭急行線に入ります。智頭急行ができるまではこの因美線にも走っていたみたいですが、開通により状況は一変しました。普通列車もほとんどが智頭行となり、智頭以南の列車は大変本数を減らしました。その普通列車はなんと一日に8本です。それでも利用は可能な時間帯にいくつか列車が走っているのでマシだと思わなければなりません。

 

鳥取からは一時間ほどで智頭に到着です。到着したはいいものの、次の列車までは4時間ほどあります。すごい列車間隔です。こんなに時間があればいろいろできるのでレンタサイクルを借りました。

まずは写真を撮るためにチャリで疾走します。

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あたり一面のくそ緑、オールグリーンです。

ここには地元の撮り鉄と思われる兄貴が待機していました。挨拶をして隣で撮らせていただきます。

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下りのスーパーはくと号です。待っていると上り列車が来たので後追いです。

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めっちゃいいのが撮れました。流石地元の御用達ポイントです。

f:id:Banksisland404:20220129140500j:plain智頭急行線の普通列車も来ました。

ここから再びチャリで疾走し、別の撮影地に向かいます。

そこに到着すると先ほどの地元兄貴が先に到着していました。

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川沿いを走る岡山どまりのスーパーいなばです。

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またまた普通列車です。4時間もあるので、本数が少ないとはいっても撮り放題です。

まだまだ時間があったので、結構遠いですが移動し、写真を撮ります。

ここでもまた地元兄貴が先着していました。

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曇ってしまいましたがはくとです。

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とんぼと奇跡の共演です。

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後追いの普通列車です。これにて撮影を終了し、地元兄貴に挨拶をして駅に向かいます。特に何も喋りませんでしたが、地元兄貴と三回ほどご一緒しました。

 

12時台発の普通列車に乗り込み津山を目指します。

写真のような風景のところを一時間ほど走ると路線の終点である東津山につきます。

切符のしてルートではここで乗り換えですが、時間もあるのでこのまま終点の津山まで乗って行きます。

 

第33県目:岡山県

東津山で折り返すと未乗区間ができてしまうので、追加運賃を払ってでも津山で乗り換える必要がありました。

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津山は4方面から列車のくるジャンクションの役割がある駅です。

ここでは来た方と同じ方向へ進む列車に乗ります。

 

姫新線(津山~姫路)

姫新線も山陰と山陽を連絡する路線網として作られた路線ですが、こちらも先ほどの地図急行建設により、バイパスされた遠回りの区間で本数が大変少なくなっています。

津山からは先ほどの東津山までは同じ経路を通り、そこから因美線とは分岐していきます。1時間ほどの乗車で途中の佐用に到着です。この駅では智頭急行と交差し乗り換えができるようなところです。

乗り換えに時間があったので写真を撮ってみました。

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観光列車っぽいのが智頭急行を走っていきました。

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反対側からはスーパーはくとです。智頭急行もここで列車交換するみたいです。

ここからは次の区間を走る播磨新宮行に乗車します。

30分ほどで終点に到着し、ようやく姫路まで行く列車に乗り換えることができました。

中国地方の列車は本当に乗車時間が長いです。

播磨新宮ではそこそこ新しめの列車に乗り換え、編成長も長い列車で30分ほど姫路まで乗車しました。

 

本日も野宿するつもりなのですが、充電と風呂の関係でどこかで姫路で休憩を挟む必要がありました。駅に近い快活クラブで日が沈むまで充電します。といっても充電している間暇なので観光します。

 

姫路の観光と言えば姫路城です。

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城の前は公園として整備されていてだだっ広い芝生になっています。と言ってもこのときはこの中には入れませんでした。

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だだっ広い芝生です。曇っているのに加えて徐々に日が沈んできました。

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天守の営業時間は終わっていたので、写真を撮りまくって楽しみます。

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ライトアップっぽい光ですかね?一応城の外にも資料的な看板がありましてそれらを見て観光しました。

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自撮りです。この後は久しぶりに荷物がなく身軽になったので、爽快にランニングでもして飯を食いに行きます。

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御座候という有名な担々麺屋さんです。ここでエネルギーを補充し、快活クラブに戻ってシャワーを浴び、充電もたまり再び出発です。

 

姫路駅の併設された展望施設からは姫路城が見えるので、そこで写真をとります。

とはいえ別に展望施設からでなくても城は見えるし、この施設も二階建てくらいなのですが、撮影スポットとしては優秀です。

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姫路城まで直線的に開けている町の構造がよくわかります。

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ライトアップされているみたいで白飛びしています。城だけに。

 

山陽本線(姫路~岡山)

写真を撮ったら急いでホームに向かい、山陽本線に乗って行きます。新快速は姫路までなので普通列車です。同じルートを辿る路線に赤穂線がありますが、まさかの山陽本線の方が距離が長いということでこちらで進んでいきます。

このあたりはサンライズ瀬戸に乗ったとき、目が覚めたらこの辺で優雅に旅をした思い出があります。というか姫路から未乗区間だったので、目覚ましをかけていたのでした。今回は二度目の乗車ですが、真っ暗で何も見えないので、今後の行程を考えつつ乗って行きます。

一時間半ほどで岡山に到着です。

 

津山線(岡山~津山)

岡山からは津山線で津山に向かいます。この路線も智頭急行開業までは陰陽連絡線として機能していて、特急など走っていた時代もある路線です。現在ではローカル線としての役割を全うすべく列車の運行がされています。

一時間ほど川沿いの谷間を進んでいくと津山に到着です。

 

駅に近い吉井川の土手にテントを張り休みます。

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久しぶりに芝生です。今日は疲れたしゆっくり寝れそうです。

 

鳥取を満喫した一日となりました。明日も中国地方の鉄道に乗って行きます。