鉄道巡検・旅行録

鉄道巡検録と鉄道旅行録を掲載します。

日本一周旅行⓪

今回は先日私が行った日本一周旅行について記事を残そうと思いシリーズを立ち上げるのですが、それにあたり申し上げておくことがいくつかありますのでそれをここに記します。旅行自体の記録だけを見たい方はは①から見ることをお勧めします。

 

 

シリーズ立ち上げの目的

今回の旅行を記事にするに至った理由はなるべく旅行後の新鮮な感情をなにかに残しておきたいということが大きいです。今回は写真よりも動画の記録を圧倒的に多くのこしており、動画で旅行の記録を残すことを前提としていました。しかし動画化に時間がかかることや動画のテーマをただの記録ではなくより価値のあるものにするためには先に文面として記し、それを活かして動画を作成する方がよいと考えました。

 

旅行の目的

この旅行の目的は大きく3つあり

・人生を通し、全県で観光を行った経験を積む

・旅客鉄道会社線(JR線)完全乗車

駅メモ(スマホゲーム)においてすべての駅にアクセスする

という事項を念頭に置き、旅行を計画しました。

以前からの予定もありその旅行には「最長片道切符」を使用することがコストパフォーマンスに優れていると考えました。

 

最長片道切符とは

この先の記事を読んでもらうにあたり最長片道切符の説明をここでしておく必要があります。

例えば東京から大阪までの切符を買う場合に、普通ならば東海道新幹線を使う経路で切符を買います。しかし鉄道は新幹線以外にも運行されておりわざわざ遠回りの経路でも購入することができます。

f:id:Banksisland404:20210914100132p:plain

(図1)

これを曲解すると北海道から九州までの切符の経路を複雑にすることによりかなり長大な距離の切符を発行できます。長大にするメリットとしてはやはり運賃があります。JRの切符の料金計算は1kmごとに一定の運賃が初乗り運賃に加算されていく形で計算されています。例えば東京から30km離れた地点までの切符を買う場合、初乗り運賃+(1kmあたりの加算運賃)×30となるわけです(説明上の式で実際の計算は多少異なります)。この1kmあたりの加算運賃が一度に切符を購入距離が長くなればなるほど安くなるという決まりがあります。それと前述の経路の自由性を考慮した場合、一度にできるだけ長い距離の切符を買った方が得になるわけです。そこで登場したのが距離が最長である切符「最長片道切符」です。JRでは同じ経路を使う場合のみ往路と復路を複合した往復切符というものを打っており、厳密には「最長往復切符」が経路の一番長い切符になるのですが、運賃計算は往路と復路の別で行われるので加算運賃の優位性はどちらも変わらないものとなります。往復割引を考慮すると最長往復切符の方が得なのですが、同じ経路を二度通る特性上今回の旅行には適さないと考えました。

その理論を用いて算出された現在の最長ルートは以下の通りです。

f:id:Banksisland404:20210914100712p:plain

(図2)(正確には一部変更して距離を伸ばしました)

この経路に従い片道の切符を購入しました。この切符は経路が規則に違反していないかなど確認する作業が何度も行わなければならないため、発行に時間を有します。

経路を自分で入力してオーダーを作り、そのオーダーを新宿駅に持ち込みました。そうすると経路確認でき次第電話すると言われ、提出が完了となりました。これが6月の下旬だったと思います。当初は2週間で終わると思っていた審査が3週間かかったことにより、受け取りが大幅に遅れてしまいました。詳しくは①にて記述します。

 

上記の3つの目標を達成するためには、購入した切符のルートを必ずしもすべてを通らなければいけないわけではありませんでした。しかしそのルートに全て乗車をすることを完遂すればさらに旅行の価値を高められると考え、

・「最長片道切符の旅」の遂行

という副次的な目標が追加されました。

これにより4つの大きな目的を持ち旅行を開始することとなります。

 

読む上での注意点

このブログの情報はあくまで参考としてお考えください。古い情報もあれば時代と共に推奨されていなくなっている行為もあると思います。このブログの情報を参考にどのようなことが起こったとしてもいかなる責任を負いません。当たり前ですが旅行を行う際は自己の責任範囲を理解なさった上で楽しんでいきましょう。