鉄道巡検・旅行録

鉄道巡検録と鉄道旅行録を掲載します。

東北旅行 前半

第五回目の大型旅行は東北地方全域にわたります。さっそく旅行の説明をしていきますが、この旅行の経緯を説明するには最長補完計画について説明する必要があります。何度も旅客鉄道会社という言葉を使っていますがこれはJR7社を指す言葉です。

 

最長補完計画の策定

前回の旅行ですでに駅メモで全国の駅を全て取得することを考え始めましたが、それだけではゲームにしか功績が残らないなと考えていました。そこで乗りつぶしオンラインというwebサイトで旅客鉄道会社線の乗車記録をつけることにより、成果がわかりやすい形で表示されるようになりました。それとともに全国の鉄道を巡る意欲が大いに掻き立てられ、旅客鉄道会社線の完全乗車を目標に掲げることになりました。

その目標達成には私が前から興味を持っていた最長片道切符の旅を行うことが近道になると考えていました。最長片道切符とは日本で一番長い北海道から九州までの切符です。この切符はぐねぐねと途中を可能な限り迂回したルートを辿るので何千キロの距離になり、多くの路線に効率よく乗ることができます。しかし私にはその財力が現状なかったので、最長片道切符の旅は学生の最終盤で行おうと考え後回しにしました。ならばそれまでは最長片道切符で乗ることができない路線に乗ることが最も効率が良い旅行になるわけです。その方針に則り策定した計画を最長片道切符補完乗車計画、略して最長補完計画と呼んでいます。

 

旅行地の選定と目標

大きく分けると5方面ある関東地方より外に続く路線を中央線、上越線東海道線の順に使ったので次は東北線常磐線ということになり東北地方に決定しました。駅メモでの目標は特に作らなかったですが、通った路線とその周辺の廃路線は徹底的にマークしました。何か月にもわたり最長補完計画に則った旅程が綿密に組まれました。

 

1日目(2018年8月20日)

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一日目の行程です。

 

まずは慣例となりつつある幹線の長距離乗車です。まずは東北本線で仙台まで行きます。そこからはスタートです。

 

仙山線(仙台~羽前千歳)、奥羽本線(羽前千歳~山形)

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途中の作並駅ではいかにも北っぽい駅名表があります。写真は撮り忘れましたが調べてみると面白いと思います。この路線は仙台市山形市政令指定都市内で完結している路線ですが、それにしては温泉があったりローカルな景色で面白かったです。

 

奥羽本線(山形~米沢)

ここからは新幹線を直通させるために改軌させらた区間を進みます。

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改軌した関係で南北の奥羽本線から運行が分断されてしまったのでわかりやすく山形線という名称がつけられた区間です。ちなみに改軌したからと言って新幹線を走らせることはかなわず、新幹線の車両を直通させるといった運行になっています。名前は山形新幹線と呼ばれていますが、実際は在来線の特急の方が近いです。これがいわゆるミニ新幹線と呼ばれるものです。法律による新幹線の条件を満たさないのでこうなっていますが改軌の効果は十分にあると補足しておきます。

米沢ではすぐに次の電車に乗り換えました。

 

米坂線(米沢~今泉)

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お馴染みの気動車でした。

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今泉では休憩がありましたが畑が広がっているのみで買い物をするところはなかった気がします。

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空はすごく青かったです。

 

山形鉄道フラワー長井線(今泉~荒砥)

長井線に乗り荒砥まで行きました。

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この路線は本来左沢線の左沢から左荒線という形で延伸しつなぐ予定で建設した路線であると認識しています。今はそれはかなっていませんで、盲腸線として地域輸送の役割を担っています。跨線橋から鉄道むすめラッピングの車両を撮影しました。

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荒砥ではこの車両で折り返しました。

 

米坂線(今泉~坂町)

ここからはべにばな号に乗りました。快速列車ですが米坂線内は各駅に停車しました。暗くなっていたからか写真はありません。この列車で新潟まで一気に行けました。

 

前回新発田で大分歩いた経験を生かして今回は新潟で宿泊。

 

まずはラーメンを食べます。

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あまり覚えていませんが海苔巻きも食べたみたいです。この頃から食にもこだわり始めました。

その後は新潟駅周辺のジョイサウンドで歌いました。オールではなかったと思います。

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ウマ娘コラボをやっていたのでコラボドリンクを頼みそうになりましたが、地元でも頼めると思い我慢しました。

 

2日目(2018年8月21日)

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二日目の行程です。

 

若干明るくなった新潟駅を撮りました。

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このときはまだ旧駅舎を使っていたと思います。

 

羽越本線(新発田羽後本荘)

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新潟地区ではお馴染みになった電車で村上まで行きます。

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ここからは列車になります。

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国鉄の雰囲気をバンバン漂わせる車両で酒田まで行きます。

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きれいな日本海です。太平洋の海岸より波が穏やかな気がしました。たまたまかもしれませんが。

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酒田駅では機関車の車輪がありました。なんかお墓みたいですね。

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もう見たことある列車ばっかりですがこれで羽後本荘まで進みます。

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コンビニにこのようなものが売っていたので、腹も減っていたし即買いでした。コンビニにその場所の特産関係のものを置いてくれると気軽に楽しめるのでありがたいですね。

 

由利高原鉄道(羽後本荘~矢島)

別の会社の鉄道に乗り換えます。

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まごころ列車と書いてありましてガイドの方が列車放送でお話を聞かせてくれるなど、観光に力を入れた列車でとても楽しい乗車ができました。幹線の乗りつぶしが連続していたので心が安らぎました。

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矢島は木目調の和風な駅舎でした。中に売店などあり鉄道重視の観光でも十分楽しめる内容となっていました。

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待合室にはたくさんの誘致のポスターや歓迎の掲載がったので読みながら折り返しの列車を待ちました。

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折り返しの列車も車窓を重視したような外側の座席配置となっておりました。

発車するときに駅員総出で列車に手を振ってくれまして照れながらも振替しお別れの挨拶をしました。とても心が温まりました。

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硬券に入鋏する見る経験ができて現代ではとても貴重なものではないでしょうか。

 

羽越本線(羽後本荘~秋田)

その後残りの羽越本線区間を乗りまして、休む間もなく秋田で再び奥羽本線に乗ります。

 

奥羽本線(秋田~大曲)

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この列車で大曲まで行きます。この区間は含む秋田から新庄までは改軌を逃れたこともあり一体的な運行をされています。しかしこちら大曲までは秋田新幹線の都合で複線の片方を改軌されてしまい、単線の路線となってしまいました。これはこの後乗る田沢湖線にも当てはまりますがこちらは幹線であり、重要視されている路線です。これらの改軌は奥羽本線の形を大きく変える転換点となりました。ちなみに秋田新幹線ミニ新幹線に分類されます。

 

田沢湖線(大曲~盛岡)

ここで田沢湖線に乗り換えです。新幹線の車両が乗り入れるようになり、普通電車の数はかなり減らされました。18切符使用者にはきつい現状ですが一般的な視点からみればよいことであることは間違いありません。

このあたりで車内が空いたので秋田駅で買った駅弁を食べました。

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山越えを眺めながら食べました。なかなか旅の情緒を味わえたと思います。田沢湖は列車からは見えなかったので今度見に行きたいですね。

雫石付近ではその地で起きた痛ましい飛行機事故の記事をスマホで調べるなどしたので黙とうを行うなどして盛岡に到着しました。

 

盛岡からは東北本線で南下し北上線に乗りました。

 

北上線(北上~横手)

ほっとゆだなど特徴的な駅名がある路線で、車窓から湖らしきものが結構見えましたが暗かったため景色は雰囲気だけにとどまりました。

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横手駅で撮った自撮りのみ残っていました。今まで載せませんでしたが結構駅名表との自撮りは多いです。もっと魅力的な顔面なら無加工で載せてもよいのですがね。駅名表はほとんど頭上についているので、盛れる角度で撮れないこともそのように考える原因であると思っています。

 

その後は盛岡までUターンしラーメン屋を目指しました。

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もうラーメン屋に行く流れは定番となっていますね。ラーメン屋は深夜までご当地感を味わえる施設であるので私の旅行にはかなりマッチしています。

その後は快活クラブへと歩きました。

 

長くなりましたので続きは別記事にします。